Ruby on Rails 環境構築

rbenvをインストール

rbenvを使ってrubyをインストールすることでrubyのバージョンを自由に切り替えることができ、バージョンアップも安全にできる。 また、複数のアプリケーションで異なったバージョンのrubyを使うこともできる。

rbenvのインストールは「Homebrew」で行う。そのためには、「Command Line Tools for Xcode」をインストールする必要がある。 ターミナルで以下のコマンドを入力

$ xcode-select --install

次にHomebrewをインストールする。 公式サイト https://brew.sh/index_ja からスクリプトをコピーし、ターミナルに貼り付けて実行する。

$ /bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"

以下のコマンドを実行し、このように表示されればインストール完了。

$ brew doctor
Your system is ready to brew

Homebrewがインストールされたので、rbenvをインストールする。 次に.bash_profileにパス設定と初期化処理を追加。

$ brew install rbenv

$ echo 'export PATH="$HOME/.rbenv/bin:$PATH"' >> ~/.bash_profile
$ echo 'eval "$(rbenv init -)"' >> ~/.bash_profile

rubyのインストール

インストールしたrbenvを使ってrubyをインストールする。

$ rbenv install 2.5.1

#インストール(2~3分)が終わったら、2.5.1バージョンをシステム全体と作業ディレクトリに適応。
$ rbenv global 2.5.1
$ cd ~/***

#最後に正しくインストールされたか確認。
$ ruby -v
ruby 2.5.7p206 (2019-10-01 revision 67816) [x86_64-darwin19]

rbenvでrubyのバージョンを切り替える。
rbenvでインストールしてあるrubyのバージョンを確認する。

$ rbenv versions
  system
  2.5.1
* 2.5.7 (set by /Users/owner/.ruby-version)
  3.0.0

#インストールしたバージョンに変更する。
$ rbenv local 2.5.1

#変更できたか確認。
$ ruby -v
ruby 2.5.1p57 (2018-03-29 revision 63029) [x86_64-darwin19]

パッケージ管理ツール「Ruby Gems」のアップデート

$ gem update --system

#最新のバージョンがインストールされていたら以下のように表示される。
$ gem update --system
Latest version already installed. Done.

#インストールされているgemを確認する
$ gem list

Bundlerのインストール

Bundlerとはgemのバージョンを管理するツールである。 BundlerはRuby Gemsからインストールできる。

$ gem install bundler

Railsのインストール

BundlerがインストールできたらいよいよRails(ここではバージョン5.2.1)のインストールを行う。

$ gem install rails -v 5.2.1

#正しくインストールできてるか確認。
$ rails -v
Rails 5.2.1

Node.jsのインストール

Node.jsとは、javascriptをサーバーサイドで動かすための実行環境である。 Homebrewでインストールする。

$ brew install node

Railsアプリケーションの作成

  • アプリケーションの新規作成は「rails バージョン new アプリケーション名」でできる。
  • バージョンを指定せずに作成すると、最新のバージョンで作成される。
  • サーバーはディレクトリへ移動していないと起動できない。
  • サーバーの終了はctrl+c
$ rails _5.2.1_ new scaffold_app

#scaffold_appディレクトリへ移動
$ cd scaffold_app

#サーバーの起動
$ rails s        
=> Booting Puma
=> Rails 5.2.4.5 application starting in development 
=> Run `rails server -h` for more startup options
Puma starting in single mode...
* Version 3.12.6 (ruby 2.5.1-p57), codename: Llamas in Pajamas
* Min threads: 5, max threads: 5
* Environment: development
* Listening on tcp://localhost:3000
Use Ctrl-C to stop

http://localhost:3000/」へアクセスし、以下の画像が表示されれば正常にサーバーの起動ができている。 f:id:meo2:20210319035606p:plain